灯した光を内側へ入れるおやつを作りました。
前回の続きです。
冬至前に開催した『灯す会』の最後に
みなさんに食べていただくおやつを担当させてもらいました。
“光を灯す、声を灯す、自分の内側に灯す”
これらのキーワードから受けとるインスピレーションを形にしていく。
私の大好きな時間です。
·光を自分の中に灯す
·自らの声を体に響かせて体の中に灯していく
·静かな空間の中、シンギングボウルの音を自分の中に響かせていく
こういうことって
現実に体感として感じられる人は感じられるんだと思います。
でも実際にはちょっとふわっとしてて
感じ方はその人次第という所もある
物理的に“灯した”かというと
そうではなく
感覚の問題となることも。
こういう感覚的なことは
私は感じやすい方なので
すんなりと受け入れられるけど
感じ方が弱い人にとっては
いわゆる
目に見えないものは信じない
何も感じない
みたいなことになったりもするのかなぁと。
こういう感じ方、感覚の違いは
人それぞれなので
どう感じてもらってもいいんですけど
これらの前提を踏まえた上で、“食べる”という行為は
結構全ての人が同じように感じることができる行為で
とても現実的な感覚なのかもしれないとこの時思いました。
そんなこともあり
『灯した光を包み、口から体内へ入れる』
という、とても現実的で物理的な行動をこの会の最後にやってもらおうと思い立ちました。
作ったのは、練り切りでした。
金粉をまとわせたミモザのお砂糖かけ
それに光を灯す意味を持たせ
黒、黄、ピンク
それぞれの練り切りで
それぞれの好きなように
包みこんでもらいます
そして
それを
食べる
そんな意味合いで作らせていただきました。
黒、黄、ピンクの色は、なんとなくで選んだ色でしたが、
黒は闇を意味し、光はどんなに小さな光だっとしても闇の中で見つけることができる
黄色は希望を意味し、光という希望を絶やすことなく持ち続ける
ピンクは歓びを意味し、希望の先にも中にも、闇の中にさえ歓びはある
そういう意味づけだったのかもと
ふと思いましたけど
実際にはどうだったんでしょうね
それこそ、会に参加させていたみなさんがどう感じたかになってくるかと思いますが。
そんなことで、
作らせていただいたおやつ。
まさかここで、春に作ったミモザのお砂糖がけが役に立つとは思わず、
まさか、和菓子を作るとも思わず
私自身も不思議で楽しいおやつ作りとなりました。
みなさんが喜んでくださったのが何よりの歓びでした。
ありがとうございました!




この冬至の前に開催した『灯す会』ですが、次回は夏至の頃にやりたいねと話しています。
ご興味あれば、お知らせ等チェックしていてくださいね。